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環境ニュース[国内]

三協立山、「エネマネハウス2015」の受賞作品を本社に移築、省エネデータを収集

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.07.28 【情報源】企業/2016.07.21 発表

 三協立山は、学生が考える将来の家の展示会「エネマネハウス2015」(2015年10月、横浜市・みなとみらい)で自社の製品を採用して優秀賞を受賞した山口大学の提案作品を本社内に移築した。省エネ効果や最適な制御、快適性などの実証データを収集し、新技術の開発に活用する。併せて住宅メーカーなどに公開して、自社の技術を紹介する。

 山口大の出展作品「やまぐちさんの風の家」を移築して「DI+smartNAV実験棟」と名付けた。7月8日に完成した。機械への依存を減らしたZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)で、太陽からエネルギーを受ける3つの屋根と、力強い風の動きを誘発する階段状の空間構成による自然光採光・自然換気を特長にする。76.39m2の延べ床面積がある。

 三協立山の新しい窓の形「ダイナミックインシュレーション(DI)窓」と「スマート通風システム(自動開閉窓)」を採用している。DI窓は内窓と外窓の二重窓となり、換気のために取り入れる外気を二重窓の内部に循環させ、窓から逃げる熱を回収して高い断熱性能を実現する。冬に結露を防ぐ効果があり、夏には日射熱の侵入を防止する。

 スマート通風システムは、センサーで外気と室内空気の状態を監視して窓の開閉とエアコンを自動制御する。このほか土とセメントを組み合わせたブロックで、日射熱を蓄えてゆっくり放熱する壁や、床に当たる太陽光を反射・拡散させて室内を明るくする仕組みなどを備える。三協立山はDI+smartNAV実験棟を通して搭載技術を広く提案する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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