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環境ニュース[国内]

凸版印刷、電子ペーパー表示機で表示・制御部の分離モデル、ペーパーレスを推進

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.10.28 【情報源】企業/2016.10.25 発表

 凸版印刷は、A4サイズの電子ペーパーを採用した表示機で、表示部と制御部を分離して使えるモデル「pella(ペラ)」を開発した。生産現場で指示書としての利用を想定し、管理業務でのペーパーレスを推進する。従来の紙の指示書と同じ感覚で使用できる。ユーザーへのテスト導入を2017年4月から実施し、2018年4月の本格販売開始を目指す。

 ペラは、柔軟性のある電子ペーパーの表示部と、無線LANで通信して表示を書き換える制御部で構成し、通信・電源機能などを制御部に集約した。従来のタブレット(携帯情報端末)とは異なり、表示部と制御部を分けて使用する新しい形状にした。データを書き換える時を除いて薄型の表示部だけを分離し、紙に近い感覚で情報が閲覧できる。

 データ通信方式には広く普及している無線LANを利用する。既存の通信インフラを生かして上位システムと連携するなど、導入時の負荷が低減できる。電子ペーパーのため、一度表示した情報は次に書き換えるまで電源不要で表示を続けられる。全体のサイズは縦358mm、横232mm、厚さ15mmで、表示部は厚さ2.25〜3.55mm、表示画面は13.3インチとなる。

 製造・物流現場の製造物や物品の管理業務では、プリンター用紙やラベルの使用が一般的だが、大量に消費しているA4用紙の代替になる、書き換え可能な薄型の電子ペーパー表示機に対する需要の高まりが予想される。今回の開発で、紙の使用量と廃棄物を減らすことができる。今後も電子ペーパー製品の大型化やラインアップの拡充を進める。【凸版印刷株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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