一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

JR東日本、秋田支社が交流蓄電池電車の営業運転を開始、車両展示会や出発式を開催

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.02.23 【情報源】企業/2017.02.17 発表

 JR東日本の秋田支社(秋田市)は、新型の交流蓄電池電車「『ACCUM(アキュム)』EV-E801系」の営業運転を秋田県の男鹿線で3月4日に始める。車両展示会を2月25日に秋田駅(秋田市)で開いて披露するとともに、3月4日に男鹿駅(同県男鹿市)で出発式を開催する。アキュムは交流電化区間と電化されていない非電化区間が走行できる。

 JR東日本が推進する非電化区間の環境負荷低減の一環として投入する。従来の気動車のエンジンから発生する排ガスを解消してCO2排出量を削減すると同時に、騒音も抑制する。直流の電化区間と非電化区間が走行可能な直流蓄電池電車は、栃木県の烏山線で2014年3月から営業運転しているが、交流の蓄電池電車はアキュムが初めてとなる。

 蓄電池電車は大容量の蓄電池を搭載し、その電力で非電化区間を走行する。電化区間では通常の電車と同様に架線からの電力で走ると同時に、蓄電池を充電する。アキュムは奥羽本線の秋田駅−追分駅(同市)と男鹿線の追分駅−男鹿駅を直通運行する。追分駅−男鹿駅は電化されていない。男鹿駅では電力会社の電力で到着電車に充電する。

 2両1編成で運行する。室内の照明は全てLED(発光ダイオード)にして消費電力を抑える。車内にはエネルギー利用を紹介するモニターも備える。1日2往復で下りは秋田駅午前8時43分と午後1時39分発、上りは男鹿駅午前10時24分と午後3時38分発となる。出発式は午前10時10分から開き、男鹿市の新しい伝統芸能「なまはげ太鼓」が見送る。
【東日本旅客鉄道株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク