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環境ニュース[国内]

パナソニック、住宅用の創蓄連携システムで新製品を開発、従来の3分の1に小型化

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.02.23 【情報源】企業/2017.02.20 発表

 パナソニックは、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムを組み合わせる住宅用の創蓄連携システムで、新製品「パワーステーションS」を開発した。4月5日に受注を始める。従来機と比較して約3分の1に小型化して設置の自由度を高め、壁面設置を実現した。無線LAN機能を標準搭載し、リフォームでも導入しやすくした。

 年間の消費エネルギー量を省エネと創エネでゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)が注目され、蓄電システムの期待が高まっている。併せて、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が終了する2019年以降で、電力の自給自足をするユーザー向けの需要もある。パワーステーションSは幅549mm、高さ776mm、奥行き195mmで体積を3分の1にした。

 建物壁面に設置できるようになり、従来機のような基礎工事が要らず、工事は1日で完了する。小型化しても出力は従来機と同様で、2kWある。停電時に冷蔵庫や照明、通信機器など常時使用する機器を利用しながら、炊飯器や電気ケトルを稼働させられる。一般的な蓄電システムの出力1.5kWだと、常時使う機器と同時に利用できなかった。

 無線LAN機能によってLAN配線なしでHEMS(住宅エネルギー管理システム)に接続できる。ケーブル連結端子の形状を工夫し、施工もしやすくした。希望小売価格は65万円に設定した。リチウムイオン蓄電池ユニット(5.6kWh)は幅480mm、高さ610mm、奥行き230mmの屋内設置型で104万円となる。2017年度に5000システムの販売を目標にする。
【パナソニック株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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