一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ミサワホーム、埼玉県の分譲地が同県のヒートアイランド対策モデル事業に採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.06.27 【情報源】企業/2017.06.20 発表

 ミサワホームが埼玉県戸田市に開発する分譲地「オナーズヒル戸田 緑テラス」が、同県の「先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業」に採択された。平均敷地面積約30坪(約99m2)の都市型分譲地である点を考慮し、住宅内外を一体化した対策の提案を盛り込んだ点が評価された。各戸の駐車場や舗装部分に散水ミストを設置する。

 オナーズヒル戸田 緑テラスはJR埼京線の戸田駅から徒歩16分に位置し、開発面積2215.3m2で18区画(建売住宅10区画、建築条件付き住宅地8区画)となる。8月に着工し、12月に10区画の建売住宅が完成する。住宅1階の開口部前に日射を遮るテラスなど半屋外の空間を設け、蒸発冷却手法を導入することでクールスポットを形成する。

 室内は欄間付き建具などで通風を促進し、電動トップライト(採光窓)とシーリングファン(天井に取り付ける扇風機)で天井付近にたまりやすい熱気を排出する。クールスポットで生成した冷気が1階に流れるようなプランニングによってエアコンの稼働時間を減らして室外機の排熱を抑制する。散水ミストで表面温度の上昇も抑える。

 街区の道路は日射反射率を高めた舗装で蓄熱を減らし、路面温度の上昇を抑制する。ヒートアイランドはアスファルト舗装の増大、建物の高密度化に伴う風の滞留や、自動車やエアコン室外機からの排熱などが原因で都市部の気温が上昇する現象を意味する。埼玉県は、総合的に対策を施した住宅街のモデルを創出する事業者を募った。
【ミサワホーム株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース