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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、タイ販売・生産会社が大学に超小型EVシェアリングシステム導入

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.08.09 【情報源】企業/2017.08.03 発表

 トヨタ・モーター・タイランド(タイトヨタ)は、タイのチュラロンコン大学と協業して同大学の敷地内に、超小型電気自動車(EV)のシェアリングシステム「Ha:mo(ハーモ)」を12月に導入する。同社はトヨタ自動車のタイ生産・販売会社で、大学関係者のほか地域住民の利用も想定したサービスを始める。新興国でのモデルケースの1つを目指す。

 Ha:moは短距離移動に適した一方向のカーシェアリングシステムだ。目的地近くのステーションで乗り捨てられる。トヨタは2012年から愛知県豊田市のプロジェクトや東京、沖縄、岡山、フランス・グルノーブル市など大都市、観光地、地方都市といったさまざまな環境で、公共交通と目的地までの間の移動手段を提供している。

 今回、タイトヨタの創立55周年とチュラロンコン大学創立100周年を記念する共同プロジェクトで展開する。同大学はタイで最も古く権威ある国立大学で、首都バンコクの市街地にある。超小型EVシェアリングによって、新興国の大都市での渋滞や大気汚染など課題の解決策を探る。開始時にトヨタ車体の超小型EV「コムス」10台を入れる。

 使用するコムスは1人乗りで1回の充電で50km走行でき、時速60kmの最高速度がある。2018年の半ばに20台を加えて、計30台で運用する。ステーションは大学敷地と最寄り駅やバス停を結ぶ周辺に12カ所設け、33台分の駐車スペースを用意する。うち10カ所は充電設備を併設する。利用者は初回登録の後、都度使用時間に応じて料金を支払う。

【トヨタ自動車株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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