一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

富士フイルム、顧客と新たなCO2削減活動を開始、「カーボン・オフセット」を実施

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2018.02.13 【情報源】企業/2018.02.05 発表

 富士フイルムは、顧客とともに取り組む新たなCO2排出量削減活動「グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)」を4月1日に始める。同社は富士フイルムホールディングス子会社だ。印刷の製版工程で自動現像機・薬品が不要になるオフセット印刷用刷版材料「完全無処理サーマルCTPプレート」を対象に、「カーボン・オフセット」を実施する。

 印刷業界の一層の環境負荷削減を目指す。GGPは、富士フイルムの100%子会社で印刷機材・サービスを国内で販売する富士フイルムグローバルグラフィックシステムズが展開する。CTPは、印刷製版で組版用コンピューターのデータから直接印刷版を出力する工程を指し、完全無処理サーマルCTPプレートは環境負荷を大幅に低減する。

 カーボン・オフセットは、CO2など温室効果ガス排出削減努力を行っても避けられない分を他の場所でのプロジェクトの削減で相殺(オフセット)する仕組みを指す。富士フイルムは完全無処理サーマルCTPプレートで、原材料調達、製造、輸送、使用、廃棄・リサイクルのCO2排出に関し、開発途上国のプロジェクトの排出枠で相殺した。

 インド、ケニア、中国などのプロジェクトを支援した。印刷会社は完全無処理サーマルCTPプレートを購入・使用することで、印刷物の製作工程で発生するCO2排出量の一部が相殺可能になる。GGPに参加する印刷会社は、製品の購入量に応じて発行される「カーボン・オフセット証明書」の活用などで環境貢献企業のイメージがPRできる。

【富士フイルム株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース