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環境ニュース[国内]

(仮称)えりも風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2018.12.10 【情報源】環境省/2018.12.07 発表

 環境省は、北海道で計画されている「(仮称)えりも風力発電事業計画段階環境配慮書」(アールイー・パートナーズ株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

 この事業は、北海道幌泉郡えりも町において、最大で総出力201,600kWの風力発電所を設置するもの。
 また、この事業に伴い100kmに及ぶ長距離の送電線の整備も必要となる。

 環境大臣意見では、
 (1)希少な鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること。特に、シマフクロウについては、当該地域における鳥類の生息状況に精通した専門家の助言を踏まえつつ、繁殖状況等の調査を実施し、生息への影響が想定される範囲を対象事業実施区域から除外すること、
 (2)風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、河川・沢筋等からの距離の確保、工事実施時の土工量抑制や仮設沈砂池の設置等により水環境及び水生生物への影響を回避又は極力低減すること、
 (3)現地調査により眺望の特性、利用状況等を把握した上で、客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、重要な眺望景観への影響を回避又は極力低減すること
 等を求めている。

【環境省】

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