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環境ニュース[国内]

静岡県浜松市、“大栗安の棚田”保全で協定 市民団体、映像制作会社と

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2020.03.24 【情報源】地方自治体/2020.01.16 発表

 浜松市と、同市天竜区大栗安の“棚田”所有者でつくる大栗安棚田倶楽部、映像制作会社アイエグゼック(同市)は、棚田を保全するため、「浜松市生きものパートナーシップ協定」を結んだ。
 同社が棚田風景をドローン(小型無人機)で撮影し、編集映像を同倶楽部に提供する。同倶楽部は、映像をボランティア募集やPRに活用する。市は、ホームページや広報誌を通じて協定に基づく活動をPRする。
 大栗安の棚田は、山並みと調和した美しい景観で「日本の棚田百選」に選ばれている。しかし、高齢化や人口減少による担い手不足で、棚田の荒廃が懸念されている。同倶楽部は担い手不足を補うため、ボランティア募集・広報用の写真、動画を撮影してくれる事業者を求めていた。市では市民団体と事業者のマッチングを行っており、CSR活動に積極的な同社が応じた。
 市によると、浜松市生きものパートナーシップ協定には1月末時点で、市内の9つの市民団体が人員や資金の提供などの支援を求めてエントリーしている。市民団体の申し込みや事業者の協力申し出は随時受け付けている。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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