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環境ニュース[国内]

シャープ、業界初 青果専用の「適温蓄冷材」を用いた新配送システムの運用を パルシステム、タニックスとともに開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.09.30 【情報源】企業/2020.08.03 発表

 シャープ株式会社は、パルシステム生活協同組合連合会、株式会社タニックスとともに、業界で初めて配送に青果専用の「適温蓄冷材」を用い、産地直送青果の品質を保持するとともに、大幅な消費電力量低減と人手不足解消・働き方改革に貢献する新配送システムを構築、『物流革命』をめざして7月20日(月)配達分から運用を開始した。
 新配送システムでは、シャープが液晶材料の研究で培った技術をベースに、青果配送に適した12℃の「適温蓄冷材」を開発。「適温蓄冷材」を用いた配送時の品質保持についてシャープとタニックスが検証を行い、パルシステムがトータルオペレーションを構築。また、保冷容器であるシッパー(発砲スチロール)を断熱性の高いものにリニューアル。「適温蓄冷材」を用いた新配送システムを構築し、青果物流を革新していく。
 「適温蓄冷材」の導入に伴い、パルシステムでは消費電力量の大幅な低減を図ることができる。12℃の「適温蓄冷材」では、凍結時間の短縮とエネルギー負荷軽減により消費電力量が大幅に抑制され、省エネやコスト削減につながり、青果と「適温蓄冷材」が接触しても低温障害にはならないので、緩衝材の挿入も不要になるなど、より効率的な運用が可能になった。
 パルシステムでは、「適温蓄冷材」の凍結にかかる電力使用量を40%程度削減できると試算。これは、一般家庭の電力消費量の約950世帯分に相当し、CO2排出量に換算するとおよそ2千トンの削減につながる。
【シャープ株式会社】

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