アメリカ国防省＆NASA　バイオ航空燃料の開発を目指す

　アメリカ航空宇宙局（NASA)と国防省は、バイオ燃料を航空機に利用する実験に資金を提供している。
　国防省は、Syntroleum社から、500ガロンのジェット機用バイオ燃料の供給を受けて、研究開発や軍用機のジェットタービンを用いた性能試験を行っている。同社は、動物性脂肪や油脂、植物油から合成燃料を生産することを計画し、タイソン・フーズ社とのジョイントベンチャー「ダイナミック燃料社」を設立したところ。
　Syntroleum社によれば、アメリカ空軍は、2010年までに全ての航空機が代替燃料で飛行できるようにする計画で、2016年までには、燃料の半分を国内産の代替燃料にする意向だという。国内産の代替燃料として可能性があるのは、バイオマスか石炭である。【アメリカエネルギー省】