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環境ニュース[海外]

世界資源研究所、建物効率アクセラレータに12の都市と州が加入と報告

エネルギー】 【掲載日】2016.06.27 【情報源】研究機関/2016.06.06 発表

 世界資源研究所(WRI)は、国連のSE4All(万人のための持続可能なエネルギー)の一環として行われている、建物のエネルギー効率改善を促進するパートナーシップ「建物効率アクセラレータ」に、新たに12の都市と州が加入したと報告した。これにより、世界各地の参加都市および州は23になった。建物部門は、世界のエネルギー使用の約3分の1を占めており、建物のエネルギー効率改善は都市が温室効果ガス排出を削減し、経済的利益を得る最もコスト効果の高い方法の一つだという。建物の効率改善によって、新築および既存の建物からのエネルギー需要は25〜50%削減され、その投資額1ドルにつき発電および配電コストは2ドル節約できると見積もられている。参加都市は、建築基準の導入や改正、新技術の利用へのインセンティブの提供などの政策を実施する。また、病院、学校、庁舎などの既存施設の改修や、グリーンビルディング認証の導入、都市の建物におけるエネルギー使用の基準の確立も検討されている。参加都市は、30以上の企業、政府、技術専門家から成る世界規模のネットワークにアクセスし、効率改善に関する地域の連携や計画策定に関して支援を受けることができる。

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