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環境ニュース[海外]

ユネスコ、世界の海洋生態系の劣化を示す評価データを公表

自然環境】 【掲載日】2016.07.28 【情報源】国連/2016.07.14 発表

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)政府間海洋学委員会は、世界の公海と大規模海洋生態系(LME)の状況に関する評価結果を発表した。それによると、世界中のサンゴ礁の60%が地域の活動により脅威にさらされており、世界の66か所のLMEのうち64か所が過去数十年間に温暖化しているという。また、LMEにおける魚種資源の50%が乱獲されている。持続可能ではない漁業や汚染などの人間活動と気候変動の累積的な影響が、海洋生態系の健全性の悪化と資源生産性の低下につながっているという。また、2030年および2050年までの予測として、観光業から気候変動まで、地域および地球規模の累積的な悪影響が大幅に増大することが示された。ユネスコは、これらの課題に対処するには海洋が直面している国境をまたがる脅威に対する各国および地球規模の協調した管理体制を築き、海洋の保全と持続可能な利用のための各国の能力を高めることを支援する必要があるとしている。

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