国連気候変動枠組条約、G20の代表がパリ協定への速やかな参加を約束したと報告

　国連気候変動枠組条約（UNFCCC）は、2016年9月4～5日、中国・杭州にて開催されたG20サミットでG20の代表が発表した公式声明を紹介した。公式声明の中で、G20諸国は2030年持続可能な開発アジェンダとパリ協定という2015年に成立した2つの主要な国際条約を考慮し、パリ協定にできるだけ早く参加するため国内の手続き完了に向けて取り組むという。また、パリ協定に既に参加したG20諸国および2016年末までのパリ協定発効を実現する取組を歓迎し、全側面での適時の協定実施を期待することや、途上国の気候変動の緩和と適応行動を支援するため、緑の気候基金を通じた支援が重要であるという認識が示された。その他に声明には、モントリオール議定書の次回会合と国際民間航空機関（ICAO）の取組の成果への期待や、G20気候資金スタディ・グループによる「緩和・適応行動の意欲強化のための気候資金の効率的かつ透明性のある提供および動員の促進」に関する報告書を歓迎することも含まれている。【国連気候変動枠組条約】

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プレスリリース

http://newsroom.unfccc.int/paris-agreement/g20-leaders-commit-to-boost-global-growth/