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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、大規模産業施設からの温室効果ガス排出に関するデータを公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.10.18 【情報源】アメリカ/2016.10.04 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、産業部門、地域、個々の施設ごとに温室効果ガス(GHG)汚染の傾向と排出量を詳細に示す「全国温室効果ガス報告プログラム」の2015年のデータを公表した。それによると、2015年は大規模産業施設からのGHG排出量は2014年比で4.9%減少したという。アメリカで最大のGHG排出源は従来通り発電所で、1500近くの発電所から約20億トンのCO2が排出されているという。発電所からの排出量は2014年比で6.2%減少した。2番目に排出量が高いのは石油・天然ガス施設であり、排出量は2014年比で1.6%減の2億3100万トンだった。その他の産業および廃棄部門の大規模産業施設からの排出量は2014年比で1.6%減の8億5200万トンであり、大幅な減少を示したのは鉄鋼業とフッ素化合物の生産施設だった。このデータは、企業などが施設のGHG排出を追跡および比較し、汚染削減の機会の特定やエネルギーと経費の削減に活用でき、州、都市、地域社会は排出量の高い施設の特定、施設間の比較、気候政策の策定などに利用できる。【アメリカ環境保護庁】

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