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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、風力・太陽光発電を電力系統に組み込む方法を分析

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.03.29 【情報源】国際機関/2017.03.16 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、風力や太陽光エネルギーなど出力が変動する再生可能エネルギー(VRE)技術による発電を電力系統に統合するうえでの課題とその解決策に関する報告書を公表した。VRE発電はコストの急速な低下に伴い、多くの国で導入が進んでいる。しかし、その信頼性についての誤解(従来型発電事業者へのコスト負担が多大、電力貯蔵が不可欠など)も依然として存在している。IEAはこの報告書で、発電システムを不安定化させることなく、またコストや電力事業の複雑性を大幅に増やすことなく、風力・太陽光発電は電力系統に統合可能だと指摘している。VREの系統接続において追加的な負担はほとんどなく、またVRE発電の変動性は需要の変動に比べれば無視できる程度だという。需要の変動には既に従来の発電所や送配電が対応している。報告書は、既存のシステムを基にVRE統合の過程を4段階に分けて各段階の特徴と重点事項を挙げ、VREの導入でどのような課題がどの時点で現れるかを政策決定者等が特定できるようにしている。【国際エネルギー機関

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