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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関など、国際海運部門のCO2排出削減方法を提言

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.10.17 【情報源】国際機関/2017.10.03 発表

 国際エネルギー機関(IEA)などは、国際海運部門のCO2排出削減のため、国際海事機関(IMO)の第2回「温室効果ガス削減に関する中間作業部会(ISWG-GHG)」に提言を提出した。国際海運部門の温室効果ガス年間排出量はCO2換算で約8億トンであり、IMOによる現在のエネルギーおよび気候約束では2060年までにほぼ倍増するという。一方、温暖化を2℃に抑えるには、2060年までに4億トン未満まで削減する必要がある。提言では、低炭素型燃料、風力による航行補助、化石燃料の需要回避、容積の有効活用、船舶造修時の効率化を挙げている。最も排出削減の可能性があるのは風力の補助を含む効率化であり、船舶の耐用年数が長いことから改修による効率化が重要となる。資金はIMOのエネルギー効率設計指標(EEDI)の厳格化、操業効率基準の迅速な策定や船舶燃料への炭素価格の導入によって動員し、低炭素燃料基準の策定や炭素を排出しない燃料や船舶技術の開発支援も必要になる。加えて、港湾、国や地域レベルでのボトムアップの措置で補える可能性もある。【国際エネルギー機関

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