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環境ニュース[海外]

ドイツ 住宅用建築物におけるエネルギー効率は上昇しているものの更なる対策が必要

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.06.07 【情報源】ドイツ/2019.05.23 発表

 ドイツ連邦環境庁は、2002年から現在までの住居用建築物のエネルギー消費と改修状況に関する全国的なデータをまとめた研究結果を公表した。これは、CO2online社が実施したプロジェクト「実証的住居用建築物のデータ」によるもので、これによると、住宅用建築物におけるエネルギー効率は2012年までは継続的に上昇していたが、それ以降、特に戸建て住宅ではエネルギー効率がほとんど改善していないことが分かった。ドイツでは、最終エネルギー需要において既存の建築物における消費が約35%を占めている。連邦環境庁のクラウツベルガー長官は、「2030年と2050年の気候エネルギー目標を達成するために、今すぐ、特に戸建て住宅に対する適切なインセンティブの設定が必要である。法令、販売促進、情報提供といった手法をバランス良く組み合わせることが求められる」と述べた。連邦環境庁は、建築物部門の気候目標を達成するために、新築や改修時において利用可能な最良の技術に即したエネルギー基準の導入や改修方法に関する個別の助言を含めた幅広い情報提供、透明性のある暖房費用の清算、助言提供者のネットワーク化を提言している。【ドイツ連邦環境庁】

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