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環境ニュース[国内]

中国で未承認遺伝子組換え米流通か 厚労省が中国政府に情報提供要請

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.04.18 【情報源】厚生労働省/2005.04.14 発表

 厚生労働省は平成17年4月13日、グリーンピース・インターナショナルのウェブサイト内に「グリーンピースが中国で違法遺伝子組換え米を発見」という記事が掲載されたことを受け、関連情報を整理してQ&A形式にまとめ、翌14日に公表した。
 グリーンピースのウェブサイトの情報は、中国湖北省で未承認の遺伝子組換え米が栽培、販売されていたことを告発したもの。グリーンピースの検査では、米の種子2検体から、これを食べた特定の害虫を死なせる効果がある「Btタンパク質」の一種が検出されたという。
 厚生労働省のQ&Aはこの情報とともに、(1)日本では安全性が確認された遺伝子組換え米がないため、遺伝子組換え米が発見された場合には、すべて食品衛生法にもとづき、取り扱い事業者に回収・廃棄を命じる措置がとられること、(2)厚労省として直ちに中国政府に詳細情報の提供を要請すること、(3)検疫所で中国産米に対する遺伝子組換えの有無についての検査を実施する予定であること−−などと対応方針を説明。
 このほかに、近年湖北省から日本に輸出された米がなく、米から検出されたBtタンパク質は既に日本で安全性の確認されている遺伝子組換え食品にも含まれているものだという情報が提供されている。【厚生労働省】

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