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環境ニュース[国内]

オオクチバスの飼養禁止特例要請に「認めず」 外来生物法法律施行規則案の意見募集結果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.22 【情報源】環境省/2005.04.22 発表

 環境省は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)法律施行規則」案への意見募集結果を平成17年4月22日に公表した。
 この施行規則案は法運用のための細則を整備するもので、同法の規制対象であり飼育・栽培、保管、運搬、輸入などが原則禁止となっている「特定外来生物(日本の生態系や在来種に悪影響をもたらす外来種)の飼養許可申請方法、取扱い方法、防除の確認・認定申請方法などを定めたもの。 公表内容によると、この案について867件(個人808件、団体59件)の意見が寄せられた。
 意見にはたとえば、「農林水産省が行う試験研究の飼養は適応除外であるが、文部科学省、厚生労働省の試験研究では許可制と矛盾がある」、「オオクチバスについて、地域との合意形成が可能な地域、オオクチバス釣りの要望が高い釣り場、既存の管理釣り場を飼養禁止用除外の特例として選定すべき」などの意見があった。
 これらの意見に対しては「環境省と農林水産省の職員が行う業務として適用が除外されるのは、外来生物法に基づく防除行為や飼養禁止に関する業務に限っており、試験研究などその他の業務については両省所管であっても飼養許可が必要」、「外来生物法生態系への被害防止を一番の目的としており、経済的な理由から地域を定めて飼養禁止の適用除外とする仕組みにはなっていない」との考えが示されている。【環境省】

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