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環境ニュース[国内]

05年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査・沖合域調査の調査船団が出港

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.05.12 【情報源】水産庁/2005.05.12 発表

 2005年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合域調査)の調査船団が2005年5月13日に出港する。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。
 今回の調査は(1)鯨類の摂餌生態、生態系の役割解明、(2)鯨類・海洋生態系に対する海洋汚染物質、海況の影響調査、(3)鯨類の系群構造の解明−−を目的として、北西太平洋(IWC科学委員会が想定した7・8・9海区)でミンククジラ100頭(別途沿岸調査として120頭)、ニタリクジラ50頭、イワシクジラ100頭、マッコウクジラ10頭を捕獲する。調査期間は05年8月末まで。
 出航する船は調査母船「日新丸」(出港地・神奈川県横浜)、目視採集船「勇新丸」・「第一京丸」(出港地・山口県下関)、目視採集船「第二勇新丸」・「第二共新丸」(出港地・宮城県塩竃)。
 このほか05年7月中旬に餌生物調査船「俊鷹丸」も静岡県静岡から出航し調査に参加する予定。【水産庁】

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