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環境ニュース[海外]

違法伐採対策としてのEU木材ライセンス制度に関する協議を開始

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2005.06.08 【情報源】イギリス/2005.05.20 発表

 違法伐採を防止する目的でEUが提案しているラインセンス制の導入について、イギリスの関係者がどのような影響を受けるのかを検討するため、協議が開始された。
 欧州閣僚理事会が2003年10月に採択した「森林法令の執行、ガバナンス及び貿易に関する行動計画(FLEGT行動計画)」は、違法伐採に対して、新しい先進的な取り組みを提案している。この計画では、欧州委員会が、違法伐採木材の欧州市場への輸入を防止する法令を整備すること、EU加盟国とともに、木材生産国との2国間協力協定に向けて交渉することなどが盛り込まれている。協力協定が締結されれば、相手国は、EUに輸出される、合法的に生産された木材について、ライセンスを発行するスキームを整備することとなる。FLEGTのパートナーとなる国で生産された木材については、こうしたライセンスの無い場合、EUに輸入できなくなる。
 協議の終了日は8月11日だが、それまでに意見を提出するよう100以上の団体に呼びかけている。
 モーレイ環境大臣は、協議の開始を受けて、違法伐採という、到底容認できない貿易に対する有効な一歩だと評価し、消費国は、生産国と協力して行動しなければならないと述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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