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環境ニュース[国内]

最新の再生可能エネルギーデータを発表 総電力需要の9.3%が再生可能エネルギー源から

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2005.08.02 【情報源】/2005.07.19 発表

 ドイツ連邦環境省は、7月19日、報告書「再生可能エネルギーの現状」を発表した。同報告書では、ドイツにおける再生可能エネルギーの最新データがまとめられている。
 これによると、ドイツでは、風力、水力、太陽、バイオマス、地熱によって、年間7000万トン以上のCO2が削減されており、再生可能エネルギーは、2004年、総エネルギー需要の3.6%(2003年は3.3%)、総電力需要の9.3%(2003年は8.0%)を占めた。総電力需要においては、今日、既に、約10%になっており、再生可能エネルギーは、エネルギー業界の中でも確固たる位置を築いていると言える。
 再生可能エネルギーは、雇用創出にも貢献しており、約13万人の人々が、直接的、間接的に、この分野の仕事に従事している(1998年以降6万人増)。2004年は、約116億ユーロ(約1兆6000億円)の売り上げがあり、うち約65億ユーロ(約8800億円)が投資によるものであった。
 連邦政府は、電力需要に占める再生可能エネルギーの割合を、2020年までに、少なくとも20%にすることを目指している。業界の見解によると輸出量も増え、50万人の雇用が確保できるという。また、総エネルギー需要に占める割合としては、10%を目指しており、これにより、約2億トンのCO2が削減できるという。今世紀半ばまでには、総エネルギー需要の半分を、再生可能エネルギーで供給することを目指している。【ドイツ連邦環境省】

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