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環境ニュース[国内]

ドイツ最大の環境NGO「BUND」が30周年

環境一般 市民活動】 【掲載日】2005.08.03 【情報源】/2005.07.19 発表

 ドイツ最大の環境NGO「ドイツ環境自然保護連盟」(通称BUND)が、7月19日、誕生から30年目を迎えた。
 トリッティン環境大臣は、「BUNDは、高い専門知識と強い意思を持ち、国内や国際環境政策に大きな影響を及ぼし続けている。BUNDは、既に存在する欠落した部分を批判するだけではなく、具体的な代替案を開発し、環境に配慮した政策を先導し続けている。今後も、活動的に、専門的に、そして時には挑発的に、よりよい未来の形成に力を尽く
してほしい」とコメントを発表した。
 BUNDは、ベルリンを本部に、全16州に州事務所を、さらに各市町村に地域事務所を構えている。76ヶ国にまたがる環境NGOの国際ネットワークである「地球の友」にも参加している。会員数は39万人で、年間1300万ユーロ(約17億6000万円)の会費や寄付を集め、多くのプロジェクトを実施している。そのひとつ、「グリーンバンド」では、東西ドイツ分裂時代
の1393キロメートルの旧国境線において、そこに生息する希少な植物や絶滅の危機にある動物のための保護活動を行っている。また、再生可能エネルギーエコロジー税制改革、遺伝子組換体問題や脱原子力発電などに取り組み、成果を挙げている。BUNDの出版物は、ドイツにおける持続可能な社会や消費の議論のベースにもなっている。【ドイツ連邦環境省】

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