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環境ニュース[海外]

国内最大級の太陽熱利用プロジェクトを南ドイツで実施へ

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2005.08.08 【情報源】ドイツ/2005.07.20 発表

 ドイツ連邦環境省は、7月20日、ドイツ南部クライルスハイム市で、国内最大の低温太陽熱供給プロジェクトが実施されることを発表した。
 このプロジェクトでは、現在、放牧地として利用されている土地に、2008年までに259世帯分の住居と2つの学校を建設し、そこで利用される熱の半分以上の供給が可能な太陽熱収集機を設置する。この太陽熱収集機は、合計で10,000平方メートルの面積になり、38,000立方メートルの長期用熱貯蔵タンクが設置される。夏に集めた熱を、熱需要が高い冬まで貯蔵すれば、これらの熱需要は、十分、太陽熱で供給することが可能となる。プロジェクトには、合計で600万ユーロ(約8億1000万円)を超える投資が必要であるが、そのうち、190万ユーロ(約2億6000万円)を連邦環境省が、残りをクライルスハイム市等が出資する。
 ヨーロッパにおける太陽熱利用は、ドイツがリードしており、ヨーロッパ内で導入されている太陽熱収集機の半分は、ドイツ国内にある。一戸建てについてみれば、20軒に1軒が太陽熱収集機を導入している。連邦環境省は、補助金によって太陽熱収集機の導入を支援しており、7月1日に施行された新しい制度の下では、補助金額は、1平方メートルあたり135ユーロ(約18,000円)となっている(以前は、110ユーロ、約15,000円だった)。【ドイツ連邦環境省】

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