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環境ニュース[国内]

北小委員会を正式に設立 中西部太平洋まぐろ類委員会第2回会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.12.20 【情報源】水産庁/2005.12.19 発表

 2005年12月12日から16日にかけ、ミクロネシア連邦のポンペイで、中西部太平洋まぐろ類条約委員会(WCPFC)第2回会合が開催された。
 WCPFCはこれまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋で、その資源管理を担うことを目的に設立された委員会。04年6月に設立のための条約が発効しているが、05年7月にこの条約に加入した日本にとっては、今回が条約加入後はじめての会合にあたった。
 今回の会合には日本のほか、中、韓、米、豪、インドネシア、EC、台湾、太平洋島嶼国など30か国が参加。
 (1)北緯20度以北の資源の保存管理措置を決定する北小委員会の設立、(2)台湾が漁獲能力抑制に関する決議に違反して増隻した大型まき網漁船の減船問題、(3)保存管理措置−−などが議題となり、このうち、この会合で正式に設立された北小委員会については、議長に日本の宮原・水産庁沿岸沖合課長が選出され、第2回北小委員会会合を06年9月に日本で開催することが決まった。
 また台湾の大型まき網漁船の減船問題については、07年12月末までに増隻分と同等の漁獲能力を削減するため関係国と協力を進めるとする決議が正式採択されたほか、保存管理措置については、(一)北緯20度と南緯20度の間の水域でのメバチ・キハダのまき網漁業の漁獲努力量、メバチのはえ縄漁業の漁獲量、北太平洋ビンナガの漁獲努力量−−をそれぞれ現状レベルに制限すること、(二)南太平洋ビンナガを主対象として操業している漁船隻数を制限すること−−が採択された。【水産庁】

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