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環境ニュース[国内]

沖縄電力・吉の浦火力発電所の環境アセス準備書に対し環境大臣意見を送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2006.02.20 【情報源】環境省/2006.02.17 発表

 環境省は、沖縄県中頭郡中城村で計画されている沖縄電力(株)の吉の浦火力発電所建設・運営事業の環境影響評価準備書に対する環境大臣意見をまとめ、平成18年2月17日付けで経済産業大臣に提出した。
 吉の浦火力発電所所建設・運営事業は、25.1万キロワットのコンバインドサイクル発電設備4機を平成32年度まで設置するもの。
 火力発電の中では環境負荷の低い天然ガスを燃料とし、また、発電効率の高いコンバインドサイクル発電システムを採用するなど、環境配慮の取組みが予定されている。
 今回の環境大臣意見は、事業計画地が史跡である中城城跡から中城湾を見下ろした方向の正面に位置することから、(1)中城城跡からの眺望景観に十分配慮するため、発電所の構造物の配色、デザイン、修景緑化についてさらに検討することを求めたほか、(2)沖縄電力が所有する火力発電所の中で最も二酸化炭素排出原単位の小さい、この発電所を優先的に稼働するとともに、既設の発電所についても、事業者の販売する電力全体の二酸化炭素排出原単位がより小さくなるよう適切に稼働分担を行うこと、(3)液化天然ガス(LNG)が蒸発して常温のガスに戻るときに発するLNG冷熱の有効利用(注1)について、技術開発の動向を注視しつつ、検討を進めること−−を要請している。
 なお事業者である沖縄電力(株)に対しては、経済産業大臣から環境大臣意見も踏まえた意見が述べられることになる。

(注1)マイナス162度の液化天然ガスが蒸発して常温のガスに戻るときに発する冷熱エネルギーを利用すること。【環境省】

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