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環境ニュース[海外]

大手建設関連企業が参加し、「持続可能な建築・建設イニシアティブ」発足

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.03.10 【情報源】国連/2006.02.21 発表

 建物や建設部門における環境配慮を推進する国際的な団体「持続可能な建築・建設イニシアティブ(SBCI)」が2月21日に発足した。
 SBCIの創設メンバーには、ラファージュ、スカンスカ、アルセロールなど、大手建設関連企業が名を連ねている。2月21日、フランスのパリで開催されたSBCIの設立会合には、建設会社、エンジニアリング会社の他、各国政府の代表や国連機関、建築家、研究機関なども参加した。
 建設部門は、世界で1億人を雇用し、世界のGDPの約10%を占めている。また、気候変動廃棄物の発生、自然資源の枯渇など、世界の環境問題にも重大な影響を及ぼしている。
 SBCIの全体的な目標は、エネルギー消費や気候変動問題などに対処し、持続可能な建築・建設慣行の採用を全世界で推進していくことにある。また、ライフサイクル・アプローチに配慮し、建築物の一生を通じて、環境的に持続可能な視点から、設計、建設、維持管理が行われるよう支援することも期待される。この他、持続可能性という観点からの配慮、要求事項を盛り込んだ、法令や建築基準を増加させること等も目的に掲げられている。【UNEP】

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