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環境ニュース[国内]

日ロが共同で第1回NOWPAP油防除訓練実施へ

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2006.04.11 【情報源】国土交通省/2006.04.07 発表

 日本の海上保安庁、国土交通省港湾局、ロシアの海洋汚染監視・海難救助調整庁、非常事態省、国境警備庁などが参加して、2006年5月11日にサハリン・アニワ湾で日露合同油防除総合訓練が実施されることになった。
 この訓練は、「サハリン大陸棚石油・天然ガス開発事業(サハリンプロジェクト)」の進展に伴い、大規模な油流出事故の発生が懸念されるオホーツク海で、油防除への対応能力向上や、この分野での国際協力推進を目的に実施されるもの。05年11月に開催された「第10回NOWPAP(注1)政府間会合」で、NOWPAPの枠組みの下での初めての訓練として位置付けることも決定されていた。
 訓練には、海上保安庁の巡視船「PLHそうや(搭載ヘリコプター含)」、「PLえりも」、国土交通省の大型浚渫兼油回収船「白山」の計3隻が参加を予定しており、海外で実施された油防除訓練への日本の参加としては最大規模。
 具体的な訓練内容としては、「アニワ湾で通航船舶とタンカーが衝突し、タンカー甲板上の火災が発生、同船船倉損傷により800トンの油が流出する」という想定の下、捜索救助、消火訓練、流出油回収、アニワ湾沿岸の海岸線の保護−−についての活動を実施する。

(注1)NOWPAPは国連環境計画(UNEP)が提唱した地域海行動計画の1つで、日本海・黄海の環境保全を目的として1994年に日本、韓国、中国、ロシアの4か国により発足。環境モニタリングプログラムの作成、海洋汚染に対する地域協力の推進を内容としている。【国土交通省,海上保安庁】

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