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環境ニュース[海外]

WHO 世界の疾病の4分の1は環境が原因 環境改善で病気を予防しようと訴える報告書を公表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2006.06.26 【情報源】国連/2006.06.16 発表

 世界保健機関(WHO)は、6月16日、世界の疾病の24%は環境に原因があり、環境を改善することで予防できる とする報告書を公表した。
 報告書「健全な環境を通じた疾病の予防:疾病への環境負荷に関する推計」は、疾病の環境的な要因に着目した、包括的かつシステマティックな研究に基づくもの。
 報告書によれば、年間の死亡件数のうち、1300万件は、予防可能な環境要因によるものだという。悪質な環境によって引き起こされる主な疾病として、報告書は、下痢、呼吸器系の感染症、偶発的な怪我およびマラリアの4つを指摘。家庭用貯水槽や衛生状況の改善、クリーンな燃料の使用、建物環境の安全性の向上、有害物質管理や水資源管理の改善といった措置を講じることで、環境的な要因の影響を減らすことができるという可能性を示した。【世界保健機関】

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