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環境ニュース[国内]

周南宣言を採択 「生きものと人・共生の里」を考える会議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.06.29 【情報源】環境省/2006.06.05 発表

 平成18年5月27日に山口県周南市の山口県周南総合庁舎内で「『生きものと人・共生の里』を考える会議」が開催された。
 山口県周南市周辺は、江戸時代頃からのナベヅル越冬地。しかし近年飛来数が減少しているため、ツル保護施設の整備や傷病ツルの手当など、越冬環境回復に取組んでいる。
 今回の会議は、周南市長の河村和登氏のほか、野鳥と人の共生に先進的に取り組んでいる新潟県佐渡市長の高野宏一郎氏、兵庫県豊岡市長の中貝宗治氏、鹿児島県出水市長の渋谷俊彦氏が参加。
 河村氏が「ツルと人・共生の里」再生構想などナベヅルとの共生、高野氏がトキ野生復帰実行計画などトキとの共生、中貝氏がコウノトリの放鳥などコウノトリとの共生、渋谷氏が約100ヘクタールの保護区を設けてのナベヅル・マナヅルとの共生−−の取組みを報告した。
 またラムサール賞を受賞したラムサールセンター事務局長の中村玲子氏がコーディネーターを務め、4市長、環境省、文化庁、農林水産省担当者らが参加したパネルディスカッションでは、絶滅のおそれのある生きものを守るためには地域の取組みが重要であり、将来展望を持った人がリーダーシップを取り、活動を継続させていくことが重要であるなどの意見が出た。
 さらに会議はこれらの議論を踏まえて、「生きものと人との共生に取組んでいる各地域の情報交換、交流をいっそう推進し、関係者全員と協力して”生きものと人・共生の里”づくりに向けての行動を力強く継続する」を宣言する周南宣言が成果として採択し、閉会した。【環境省】

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