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環境ニュース[国内]

モントリオール・プロセス第17回WG会合、FAOワークショップを開催 「世界の持続可能な森林経営の推進」テーマに

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2006.08.08 【情報源】林野庁/2006.08.08 発表

 2006年7月24日から28日にかけ、札幌市内で「世界の持続可能な森林経営の推進に向けて」をテーマにした、「モントリオール・プロセス(注1)第17回ワーキング・グループ会合」と「国連食糧農業機関(FA0)・アジア持続可能な森林経営のためのモニタリング・評価・報告(MAR)体制強化事業ワークショップ」が開催され、23か国、4国際機関から49名が参加した。
 このうちモントリオール・プロセス会合では、1995年に策定した温帯・亜寒帯地域での持続可能な森林経営のための7基準(注2)とこれらの基準に基づいた67指標の見直しが議論され、基準1〜6の各指標について新指標が合意されたが、残る基準7については、各国の意見の隔たりが大きかったことから、今後、日本をコーディネーターとした作業チームで検討を継続することになった。
 一方FAOワークショップでは、10月下旬にバンコクで予定されている、MARについてのワークショップ開催までに、各国が優先課題リストペ―パーを整備するなどの作業計画が合意された。
 なお会期中の7月26日には、林野庁などが主催する「公開フォーラム」が実施され、235名の参加の下、各国の森林・林業の現状や持続可能な森林経営の進捗状況などについて発表・意見交換が行われた。

(注1)欧州以外の温帯林・北方林の持続可能な経営についての国際的な基準・指標を策定・運用するための取組み。
(注2)基準1は「生物多様性保全」、2は「森林生態系の生産力維持」、3は「森林生態系の健全性と活力維持」、4は「土壌・水資源の保全・維持」、5は「地球的炭素循環への寄与の維持」、6は「社会の要請への対応」、7は「森林保全と持続可能な経営のための法的、制度的、経済的枠組み」。【林野庁】

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