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環境ニュース[国内]

安全性未審査の組換え米が混入 米国内の長粒種商業米で

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.08.21 【情報源】厚生労働省/2006.08.19 発表

 安全性未審査の遺伝子組換え米”LLRICE601”が誤って米国内の長粒種商業米に微量に混入していた事実が明らかになったことを踏まえ、厚生労働省は2006年8月19日までに、米国に(1)安全性未審査米の管理徹底、(2) LLRICE601混入に関する経緯、流通状況、混入検査方法の情報提供−−を要請することを決めた。
 また、日本国内の対策としては、(一)LLRICE601の混入検査が可能となるまで、米国産長粒種米を輸入しないよう輸入者に指導することを検疫所に指示したほか、(二)国家貿易以外で輸入済みの米国産米のうち、長粒種についての当面の加工・販売の保留を都道府県を通じ指導するとした。
 LLRICE601は、除草剤「グルホシネート・アンモニウム」に対する耐性を持つるたんぱく質を作り出すよう組換えを行った品種だが、商業化はされていない。 米国農務省(USDA)、同食品医薬品局(FDA)では、発現するたんぱく質が他の遺伝子組換え食品の安全性審査で問題ないとされていることから、LLRICE601が混入しても食品の安全性は損なわれないとしている。 【厚生労働省】

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