欧州委員会　GHSをEU化学物質法令に組み込む規則案について　協議をスタート

　欧州委員会企業・産業総局および環境総局は、8月21日、国連が勧告した化学品の危険有害性情報提供制度「化学品の分類および表示に関する世界調和システム（GHS)」をEU法令に組み込むための規則案について、コメントの募集を開始した。
　GHSは、有害化学物質等について、環境や健康、安全性に関する情報を、世界的に統一された形で提供していくためのベースとなるもの。
　今回、提案されたGHS規則は、一定の移行期間を経て、化学品の分類や表示に関する現行EU指令（67/548/EEC 、1999/45/EC等）に置き換わることとなる。
　コメントの募集期間は、10月21日まで。欧州委員会は、寄せられた意見を検討した後、できるだけ速やかに規則案を採択すべく、修正提案を策定する予定である。採択後、規則案は、議決を得るため、欧州議会および閣僚理事会に送付される。【欧州委員会企業・産業総局】