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環境ニュース[国内]

アホウドリの新繁殖地が聟島に決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.09.22 【情報源】環境省/2006.09.22 発表

 2006年9月12日に開催された、野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会で、小笠原群島の聟島にアホウドリの新繁殖地を形成することが決まった。
 アホウドリは、鳥島と尖閣諸島でのみ繁殖している大型海洋性鳥類種の保存法にもとづく「国内希少野生動植物種」。
 1993年の推定個体数は約600羽だったが、同年からスタートした保護増殖事業計画の結果、繁殖が成功。05−06年のヒナ巣立ち数が調査開始以来最高の195羽となり、推定生息個体数も総計で約1,830羽に達したことが報告されている。
 ただし、鳥島では活火山噴火による繁殖地破壊の危険性が常につきまとうことから、分科会ではアホウドリの新繁殖地を形成する「コロニー誘導事業」を立ち上げ、繁殖地の分散・拡大を行うことを検討していた。
 今回の分科会では、山階鳥類研究所から、聟島列島にアホウドリを誘導しても、固有種への影響が小さいことという調査結果が報告され、誘導先を聟島にすることが決定。
 また、鳥島初寝崎で実施してきたデコイ(模型)や音声装置による繁殖地誘導事業をやめ、今後は自然の増加に任せながら繁殖状況のモニタリングを行う方針も決まった。
 なお山階鳥類研究所は「コロニー誘導事業」の一環として、18年度中に米国政府が共同で、聟島列島内に生息するアホウドリ近縁種・クロアシアホウドリのヒナを聟島に運び、飼育試験を行うことを予定している。【環境省】

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