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環境ニュース[国内]

組換え米混入ないことを確認 12〜17年度に国家貿易で輸入された米国産中・短粒種米163サンプル

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.10.30 【情報源】農林水産省/2006.10.30 発表

 農林水産省は、平成18年10月30日、平成12年度から17年度にかけ、国家貿易で輸入した米国産米163サンプルを検査した結果、すべてに遺伝子組換え米”LLRICE601”の混入がなかったことが確認されたと発表した。
 この検査は、米国内の長粒種商業米に、安全性未審査の遺伝子組換え米”LLRICE601”が微量に混入していたことが明らかになった件に関係して、12年度から17年度に国家貿易で輸入した米国産米の契約ごとにサンプルを作成して実施されていたもの。
 なお、日本に輸入する米国産米に対する検査体制としては、ほかに厚生労働省が、長粒種米や長粒種米を主原料とする加工品の輸入時に、LLRICE601の混入を検査する方針をあきらかにしており、農林水産省も今後、国家貿易で輸入した米国産米のほとんどを占める中・短粒種米の検査を継続していく方針だ。
 LLRICE601は、除草剤「グルホシネート・アンモニウム」に対する耐性を持つるたんぱく質を作り出すよう組換えを行った品種だが、商業化はされていない。米国農務省(USDA)、同食品医薬品局(FDA)では、発現するたんぱく質が他の遺伝子組換え食品の安全性審査で問題ないとされていることから、LLRICE601が混入しても食品の安全性は損なわれないとしている。【農林水産省】

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