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環境ニュース[国内]

女川原発の耐震安全性 住民説明会参加者に対するアンケート結果を公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.11.16 【情報源】原子力安全・保安院/2006.11.15 発表

 東北電力(株)女川原発の耐震安全性に関する住民説明会の参加者を対象に実施したアンケート結果がまとまり、原子力安全・保安院が平成18年11月15日付けで発表した。
 女川原発は17年8月16日の宮城県沖地震発生時に、地震の影響により全3基が自動停止した。その時の観測データの中に、設計時に想定した以上の揺れがあったことを示す内容が含まれていたことから、東北電力は同原発の耐震安全性を改めて評価し、最終的に「3基とも安全性は確保されている」という結論をまとめた。また保安院はその内容に対し「妥当である」との判断を示している。
 住民説明会は、18年10月28・29日に同院、宮城県、女川町、石巻市の共催で開催されたもので、保安院が女川町・石巻市の住民に、女川原発の耐震安全性・品質保証体制の総点検結果を説明するとともに、参加者と質疑応答を行うことが目的だった。
 公表内容によると、アンケートに回答した参加者は613名(全参加者860名の71.3%)。
 全体の時間については「適当だった」が59.2%と最多で、全体的な感想は、「まあまあ良かった」が33.6%、「普通」が24.8%、「とても良かった」が19.1%だった。 女川原子力発電の耐震安全性についての理解度は、「だいたい理解できた」が38.0%、「少し理解できた」が29.7%、「理解できた」が21.1%で、「耐震安全性についての疑問が十分に取り上げられたか」を聞いた質問でも、「だいたいそう感じる」と答えた人が49.3%にのぼった。
 一方東北電力の品質保証体制総点検結果については、「だいたい理解できた」が38.2%、「少し理解できた」が27.6%、「理解できた」が21.4%。「品質保証体制の総点検の疑問がだいたい十分に取り上げられたと感じる」と答えた人は43.7%だった。【原子力安全・保安院】

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