「廃棄物処理施設事故対応マニュアル作成指針」を策定

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.01.04 【情報源】環境省／2006.12.25 発表

　環境省は廃棄物処理施設施設の設置者である市町村や事業者が、施設で事故が起こった場合の対応マニュアルを作成するための指針を示した「廃棄物処理施設事故対応マニュアル作成指針」を平成１８年１２月２５日までに策定し、自治体に配布することにした。
　この指針は、廃棄物処理法に基づく施設の技術基準や維持管理基準、労働安全衛生法、消防法など、廃棄物処理施設の安全管理のために遵守すべき諸法令の内容を踏まえながら、事故の対応に関するマニュアルを策定する際に定めるべき具体的項目と内容、留意点をまとめたもので、（１）事故対応の責任体制、（２）事故発生時の対応（事故の種類に応じた行動手順など） 、（３）事故後の対応（原因究明・再発防止対策の検討など）、（４）施設管理者が施設従事者に対して行う教育・訓練、（５）マニュアルの見直しに関する基本的考え方、（６）その他（防災設備リスト、避難ルート図などの整備）−−の６章構成。
　環境省では、この指針を自治体に配布し、廃棄物処理施設施設の設置者である市町村や事業者が、指針を踏まえて事故対応マニュアルを作成することを支援する予定。
　また、関係者が事故の内容や原因に関する情報を共有化することが、事故の未然防止に役立つとの考えから、今後廃棄物処理施設の事故に関する自治体からの報告を同省が集約し、改めて自治体にその結果を伝える方針も決めた。【環境省】