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環境ニュース[国内]

18年4月から12月末までに全国でクマ類5,113頭捕獲 大量出没でツキノワグマの捕獲数急増

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.01.19 【情報源】環境省/2007.01.19 発表

 平成18年4月から12月末までの累計で、全国でクマ類5,113頭が捕獲されていたことが環境省の19年1月19日付け発表であきらかになった。
 この発表データは、18年にクマ類が人里に大量出没した状況を踏まえ、都道府県からの情報収集をもとに速報値としてまとめたもの。
 5,113頭のうち、ツキノワグマの捕獲数は4,785頭(捕殺は4,287頭、非捕殺は498頭)、ヒグマの捕獲数は328頭(すべて捕殺)。
 16年の捕獲数が2,546頭(ツキノワグマ2,241頭、ヒグマ305頭)、17年の捕獲数が1,175頭(ツキノワグマ719頭、ヒグマ456頭)だったことと比べると、ツキノワグマの捕獲数が特に急増していた。
 また、18年4月から12月末までに人身被害が発生した件数は142件(ツキノワグマ138件、ヒグマ4件)、被害人数は148人(ツキノワグマ143名、ヒグマ5人)で、16年の人身被害件数97件(ツキノワグマ96件、ヒグマ1件)、被害人数111人(ツキノワグマ109人、ヒグマ2人)、17年の人身被害件数55件(ツキノワグマ53件、ヒグマ2件)、被害人数59人(ツキノワグマ56人、ヒグマ3人)というデータと比べ、被害が増加していることが判明した。
 なお環境省はクマ類大量出没による人身被害を減らすために、生息地周辺住民や自治体鳥獣行政担当者に注意してもらいたい事項をまとめた「クマ類出没対応マニュアル(暫定版)」を作成し、18年11月公表するなどの対応を行っている。【環境省】

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