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環境ニュース[国内]

111〜113件めの京都メカニズム案件承認 CDM2件、JI1件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.02.01 【情報源】経済産業省/2007.02.01 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト2件と共同実施(JI)プロジェクト1件が、平成19年1月30日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。また、JIも「京都メカニズム」の1つで、先進国(または東欧などの経済移行国)同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、三菱UFJ証券(株)が申請した(1)インドネシア・バリ島での包括的な廃棄物管理・発電プロジェクト(CDM 年平均CO2排出削減量:CO2換算で10.9万トン)、三井物産(株)が申請した(2)中国チベット自治区・迭部での12.9MW規模の水力発電プロジェクト(CDM 同:5.6万トン)、丸紅(株)が申請した(3)ウクライナでの炭鉱メタンの回収・発電利用プロジェクト(JI 同:206万トン)。
 日本としては111〜113件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたり、経済産業省がプロジェクトの支援を行うことになる。
 なお、これら3件はプロジェクト実施国が承認済み。【経済産業省】

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