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環境ニュース[国内]

水産庁、太平洋南部海域のキンメダイ、陸奥湾で産卵するマダラ、日本海北部海域のスケトウダラを対象とする「資源回復計画」を作成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.04.11 【情報源】水産庁/2007.03.29 発表

 水産庁は太平洋南部海域のキンメダイを対象とする「太平洋南部キンメダイ資源回復計画」、陸奥湾で産卵するマダラを対象とする「マダラ陸奥湾産卵群資源回復計画」、日本海北部海域のスケトウダラを対象とする「スケトウダラ日本海北部系群資源回復計画」を作成し、2007年3月29日付けでこの3つの計画を公表した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
 今回の対象魚種のうち、陸奥湾のマダラ漁獲量は、1986年には2,035トンを記録、91年までは1,300〜2,000トン台を維持していたが、その後急激に減少。近年は500トンにも満たない低水準で推移している。
 作成された「マダラ陸奥湾産卵群資源回復計画」は、(1)陸奥湾地区の漁業協同組合に所属する底建網漁業、小型定置網漁業と、(2)青森県八戸市を根拠地とする沖合底びき網漁業を対象漁業とし、07年度から11年度までの5年間を計画期間に設定。期間終了後の漁獲量を02年から06年までの平均漁獲量の水準に維持することを目標にしている。
 また、資源回復措置としては、(一)第5次青森県栽培漁業基本計画に基づく種苗放流、(二)(1)に関する放卵・放精後の親魚・小型魚の再放流、たら底建網漁業の操業統数の削減、(三)(2)に関する青森県尻屋埼北方海域での放卵・放精後の親魚・小型魚の再放流−−などを行うとしている。【水産庁】

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