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環境ニュース[国内]

「国際サンゴ礁年」の統一ロゴなどを採択 国際サンゴ礁イニシアティブ総会

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.04.26 【情報源】環境省/2007.04.25 発表

 2007年4月23・24日の両日、国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)総会が、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開催された。
 ICRIは1994年に開始されたサンゴ礁保全のための国際協力の枠組みで、07年4月現在、44か国・40機関が参加。日本はパラオ共和国ともに、05年7月から07年6月まで事務局を務めている。
 今回の総会には、15か国の代表、22の国際機関、NPO関係者など世界各国から65人が参加。(1)08年に予定されている「国際サンゴ礁年2008」の統一ロゴ・活動計画の決定、(2)サンゴ礁の海洋保護区ネットワーク(注1)構築に向けた取組み、(3)サンゴ礁気候変動(注2)、(4)気候変動に起因する海洋の酸性化
サンゴ礁に及ぼす影響、(5)サンゴ礁に関連が深い生態系であるマングローブ−−などについて議論が行われた。
 その結果としては、日本が提案した「国際サンゴ礁年」の統一ロゴとともに、未保護の重要箇所を既存の海洋保護区データベースで特定しながら、サンゴ礁の海洋保護区ネットワーク化を進めていくという決議が採択された。
 また気候変動サンゴ礁に関しては、「生物多様性の維持と気候変動に対するサンゴ礁の回復力向上」などの4項目を、ICRIメンバーに求める決議が採択されたほか、海洋の酸性化に関しても、科学的調査研究や普及啓発の必要性を指摘した「サンゴ礁と酸性化に関する勧告」が基本合意された。
 さらに初めてICRIの議題となったマングローブに関しては、マングローブ保全団体や関係機関と情報交換・対話を継続していく必要があることが強調された。
 次回のICRI総会は08年1月に「国際サンゴ礁年」の世界的な立ち上げを兼ねて開催される予定。【環境省】

(注1)海洋保護区ネットワークは、「保護区の適切な配置」、「管理の充実」、「情報の整備・共有」など、海洋生態系保全を効果的に達成しようという取組み。02年に開催されたヨハネスブルグサミットでは12年を期限とする海洋保護区ネットワーク構築が実施計画として採択されている。
(注2)07年4月にまとまった気候変動に関する政府間パネル(IPCC)・第4次報告書第2作業部会は、約1〜3℃海面温度が上昇すると、サンゴの白化や広範囲な死滅が頻発すると予測している。

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