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環境ニュース[国内]

中国 農業廃棄物の総合利用に関する会議を開催

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】/2005.07.28 発表

 家禽類廃棄物や農作物のもみ殻・藁の総合利用技術普及を総括し、農業廃棄物の総合利用率の向上・農村汚染防止・農村の環境保護強化を目的に、国家環境保護総局自然生態司は8月17日から19日、「家禽類家畜廃棄物・農作物もみ殻・藁に関する総合利用技術セミナー」を開催する。
 栽培業廃棄物(もみ殻・藁)や家畜業廃棄物(家禽の糞便)は主要な農業廃棄物。中国では年間約6億5千万トンの各種農作物のもみ殻・藁が生産され、そのうち40%は有効利用されず野積み、焼却され、環境を汚染する。また調査によると2000年、中国の家禽の糞便生産量は19億トンに達した。それは同年の鉱業廃棄物生産量の2.4倍に相当する。家畜業は引き続き発展し、一部地区の家畜総量はすでに許容量を上回っている。家畜業の不適切な分布も農村や町・鎮住民の生活環境を脅かしている。大多数の家畜場では糞便・汚水の処理能力が不足し、90%以上の大規模家畜場は汚染防止設備が整っていない。大量の糞便・汚水は未処理のまま排出され水質に影響を及ぼす。
 会議の主なテーマは以下の四つ。一、家禽や家畜の廃棄物、農作物のもみ殻・藁の総合利用技術。二、農業循環経済モデル。三、農村環境総合整備・関連技術。四、エコ農業、有機農業生産技術――である。【中国環境報】

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