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環境ニュース[国内]

組換え農作物の研究開発の進め方を検討へ 検討会設置

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.05.22 【情報源】農林水産省/2007.05.18 発表

 農林水産省は、「遺伝子組換え農作物等の研究開発の進め方に関する検討会」を新たに設置し、平成19年5月22日に第1回検討会を開催した。
 イネゲノム研究などにより、農業上重要な遺伝子の特定が進んだことから、組換え農作物の研究は、実際の開発に向け、次の段階に進むことが可能な状況となっている。
 「国産バイオ燃料の大幅な生産拡大(注1)」、「21世紀新農政2007(注2)」などの農業政策の基本文書でも、組換え技術を含むゲノム科学の利用を、環境・エネルギー・食料問題に対する有効手段として位置付けているが、一方で、新技術である組換え技術に対する国民の不安は十分には解消されていない。
 検討会では、このような状況を踏まえながら、(1)組換え農作物研究開発の現状・課題、(2)重点的に研究開発を進めるべき分野と目標、(3)効率的・効果的に研究開発を進めていくための方策−−などを検討する。 
 また、検討スケジュールとしては、07年7月までに中間取りまとめを、年内までに最終取りまとめをまとめることをめざす。【農林水産省】

(注1)松岡農林水産大臣が19年2月に、安倍首相に報告した国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けた工程表。
(注2)日本の食料・農業・農村に関する新国家戦略を確立するという考え方の下、政府が一体となって重点的に取組む事項を取りまとめた文書。19年4月4日に、食料・農業・農村政策推進本部(本部長:安倍総理大臣)が決定した。「食と農に関する新たな国家戦略の確立」、「国内農業の体質強化」、「国民の視点に立った食料政策の展開」、「資源・環境対策の推進」、「農山漁村の活性化」を柱としている。

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