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環境ニュース[国内]

メカジキ・ビンナガを対象とした操業船隻数制限など決定 インド洋まぐろ類委員会第11回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.05.22 【情報源】水産庁/2007.05.21 発表

 2007年5月13日から18日にかけ、モーリシャスのグラン・ベでインド洋まぐろ類委員会(IOTC)第11回年次会合が開催された。
 インド洋まぐろ類委員会は、インド洋を対象水域(注1)とする、マグロ類の資源保存・最適利用確保を目的とした機関。
 今回の会合には、加盟する25か国(注2)・地域が参加し、(1)国連農業機関(FAO)の枠組みからのIOTC分離に関する条約改正、(2)メカジキなどについての漁獲能力管理導入、(3)加盟国・協力的非加盟国の資源管理措置遵守−−などの議題を検討した。
 このうちFAOの枠組みからの分離は、台湾の委員会参加を可能とするための措置として議題にのぼったもの。中国、インド、パキスタン、モーリシャスなどがFAOとの関係改善や必要な手続きの遵守を求めたため、今回の会合での条約改正案の採択は見送られた。
 漁獲能力管理導入に関しては、メカジキ・ビンナガを対象とした加盟国・協力的非加盟国の操業船について、06年に採択された熱帯マグロ類(メバチ、キハダ)対象操業船同様、08年から10年までの3年間の実操業隻数を07年レベルに制限することとなった。
 加盟国・協力的非加盟国の資源管理措置遵守については、各国が自国民のIUU(違法、無報告、無規制)漁業への関与を防止するため、必要な措置を継続することが合意された。【水産庁】

(注1)必要に応じ、インド洋に接続する諸海域を対象海域に加えるとされている。
(注2)会議開催期間中にベリーズが新たに加盟した。

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