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環境ニュース[国内]

尾瀬国立公園新設へ 中央環境審議会自然環境部会の答申まとまる

自然環境 自然公園】 【掲載日】2007.07.25 【情報源】環境省/2007.07.25 発表

 平成19年7月25日に開催された中央環境審議会自然環境部会で、環境大臣から諮問された「尾瀬国立公園」の新規指定とその公園事業の決定、日光国立公園尾瀬地域の公園区域・公園計画削除などについての審議結果がまとまり、同日、「すべて諮問どおりとして差し支えない」とする答申が行われた。
 今回の諮問は、日光国立公園の一部として指定されていた尾瀬地域とその周辺の会津駒ヶ岳、田代・帝釈山周辺地域を、新たな国立公園として指定するために行われていたもの。(1)尾瀬国立公園の公園区域3万7,200ヘクタール(日光国立公園からの編入分2万5,203ヘクタールと会津駒ヶ岳、田代山・帝釈山周辺地域地域の1万1,997ヘクタール)分の指定、(2)(1)に伴う日光国立公園の公園区域削除と公園計画削除、(3)日光国立公園尾瀬地域の公園事業廃止と尾瀬国立公園の公園事業決定−−などを具体的な検討事項としていた。
 日本を代表する山地湿原である尾瀬地域については、18年度に環境省の「尾瀬の保護と利用のあり方検討会」がまとめた「尾瀬ビジョン−21世紀の新しい国立公園にふさわしい、保護・利用・管理運営のあり方とその具体化に向けて」で、尾瀬地域と景観の連続性、植生の同一性が見られ、文化・伝統・利用の面からも尾瀬地域と深いつながりがある会津駒ヶ岳や田代・帝釈山地域を尾瀬国立公園区域に含め、尾瀬地域と一体のものとして保護していく必要性が指摘されるとともに、尾瀬と隣接する日光国立公園の日光地域については、植生が異なり、地形、景観、利用状況の点から特質の異なる地域であるという分析がされていた。【環境省】
 

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