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環境ニュース[国内]

メバチ・キハダの保存管理措置合意に至らず、中西部太平洋まぐろ類委員会第4回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.12.10 【情報源】水産庁/2007.12.07 発表

 2007年12月3日から7日まで、米国のグアムで中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第4回年次会合が開催された。
 WCPFCはこれまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋で、その資源管理を担うことを目的に設立された委員会。04年6月に設立条約が発効し、毎年12月に年次会合を開催している。また日本は05年7月にこの条約に加入している。
 今回の会合では、(1)メバチ・キハダやその他のマグロ類の保存管理措置、(2)オブザーバー乗船制度の導入など公海での漁船操業の遵守・取締措置−−などが議題となった。
 このうち(1)についてはまき網漁業での集魚装置(FADs)の使用禁止期間や、延縄によるメバチ漁獲量の削減等が議論されたが、合意が得られず、来年予定されているメバチの資源評価の結果を待って、次回会合で再度検討することとなった。
 また(2)については、08年から既存のオブザーバー制度を利用してオブザーバー乗船を開始することとなった。ただし、北太平洋で生鮮マグロの漁獲を行う漁船等に対するオブザーバー乗船については、今後更に議論していくこととなった。
 なお、次回の年次会合は08年12月8日から12日までの日程で、韓国の釜山において開催されることになった。【水産庁】

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