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環境ニュース[海外]

EPA 大型船舶の大気汚染物質排出基準を強化へ

大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.12.12 【情報源】アメリカ/2007.11.29 発表

 EPAは、11月29日、大洋を航行する大型船舶について、大気汚染物質排出基準を強化することを提案した。これは、アメリカ政府が国際海事機関(IMO)に最近行った提案を反映したもので、NOxおよび粒子状物質の排出量を削減するため、効率の良い後処理技術や低硫黄燃料を利用するよう求めるものである。
 新基準は、コンテナ船やタンカー、クルーズ船などの大型船舶に使用される「カテゴリー3」型エンジン(新規および既存のエンジン)に適用される。新基準の概要は以下のとおり。
●新規のカテゴリー3型エンジンについては、2011年からNOx排出量を15〜25%削減する第2段階基準を適用。2016年からは、アメリカ国内の港湾・沿岸地域で運行する場合、NOx排出量を80%以上削減する第3段階基準を適用(高性能の後処理技術の導入が必要になる)。
●既存のエンジン(2000年1月1日以降に製造されたもの)については、2010年〜2012年以降、NOx排出量を20%削減。
●粒子状物質およびSOxの新基準は、2011年以降、アメリカ国内の港湾・沿岸地域で運行する全ての船舶に適用。【EPA】

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