ドイツ連邦環境省　ドイツ復興銀行にCO2排出枠の販売を委託

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.01.08 【情報源】／2007.12.18 発表

　ドイツ連邦環境省は、12月18日、ドイツ復興銀行にCO2排出枠の販売を委託したことを発表した。これらの排出枠は、EU排出量取引制度の第2フェーズ（2008年1月1日〜）以降、エネルギー企業に無料で割り当てられることはない。遅くとも2010年から、オークションが始まる。
　第1フェーズでは排出枠が無料で割り当てられ、多くの批判を受けた。第2フェーズにおいては、EU温室効果ガス排出量取引指令により、排出枠全体の10％まで、有料での販売及びオークションによる割当が認められている。
　オークションの開始までに、連邦は、排出枠を取引市場を通じて販売する。連邦環境省は、ドイツ復興銀行を通じて販売を実施することについて、先週、連邦財務省の許可を得た。
　ドイツ復興銀行は、2008年1月以降、市場の流動性に配慮して販売を実施する予定である。取引市場の参加者は、ドイツ復興銀行によって提供される販売情報を毎月受け取ることができる。【ドイツ連邦環境省】