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環境ニュース[海外]

世界経済フォーラム閉幕 G8議長国日本は気候変動対策を最重要テーマに

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2008.02.07 【情報源】その他/2008.01.27 発表

 スイス・ダボスで開催されていた世界経済フォーラムは1月27日、グローバリゼーションの課題、特に、中東地域等での紛争、テロ、気候変動および水資源の保護といった問題について、協力的・革新的なリーダーシップを発揮するよう呼びかけて閉幕した。
 今回の会合では、国連の潘(バン)事務総長やイギリスのブラウン首相、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長、ミュージシャンのボーノ氏らが、2008年を貧困撲滅運動の転機とするよう求める共同声明を発表。ミレニアム開発目標の達成に向けた軌道に乗るよう協力していくことを誓った。
 また、日本の福田総理は、G8洞爺湖サミットの議長国として、気候変動を最重要テーマに据え、ポスト2012年体制の構築に向け、主要排出国が参加する仕組みや公平な削減目標の設定に取り組んでいくことをアピールした。福田総理は、セクター別のエネルギー効率に基づくボトムアップ・アプローチで、国別の排出削減目標を設定する考えを示した。さらに、気候変動対策に取り組む途上国を支援するため、日本が100億ドル規模(5年間)の資金メカニズム(クールアース・パートナーシップ)を創設することを表明。加えて、アメリカやイギリスと協力して、気候の変化を緩和するための新たな多国間基金を設置することを打ち出した。
 なお、福田総理の演説を受け、2008年後半にEU議長国を務めるフランスのボルロー エコロジー持続可能な開発大臣は、「経済大国日本の約束は、地球規模の気候変動対策において非常に重要だ。国際社会に送られたこのポジティブな所信は、2007年12月のバリ会議のダイナミックスに沿うものである。気候変動対策のために示された重点課題は、7月のG8洞爺湖サミットにおいて、またフランスのEU議長国期間において、再び検討されるであろう」とコメントしている。【世界経済フォーラム】【フランス エコロジー持続可能な開発国土整備省】


下記アドレス:世界経済フォーラム プレスリリース

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